デジタル化に伴い電子基板の需要が拡大する中で労働人口は減少傾向にあり、SMT ラインでは、データ活用による更なる生産性向上が求められています。一方、データ分析には時間がかかり、熟練者の知見に依存するという課題があります。東芝グループではこの課題を解決すべく、2024 年 10 月に「Meister Apps 工程改善アシストパッケージ for SMTライン」の提供を開始。データ可視化や改善提案に加え、現在は製造ノウハウを活用した AI マルチエージェントの開発を進めています。
このプロジェクトには、Microsoft Unified の一環としてマイクロソフト技術者が参画し、MVP (Minimum Viable Product:最小実行可能製品) 開発を支援しています。簡単な操作で利用できること、思考プロセスを可視化できること、ノウハウを追加実装できる拡張性を担保すること、といった要件を満たすため、Azure OpenAI をベースとした複数の AI エージェントが連携して、問題発生時の原因究明と改善提案を行うシステムを実現しています。
東芝グループの製造ノウハウを活用した AI により、現場の熟練者の思考プロセスを再現し、的確な改善提案が可能となりました。熟練者でなくても問題発生時に迅速な対策や改善活動が行えるようになり、提案までの時間も数分以内に短縮されています。また、AI エージェント間の対話を可視化することで、若手技術者が熟練者の思考を学ぶ機会としても活用が期待されています。
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